番外遠征記録

新潟県の北方文化博物館でライトアップされた巨大な藤棚を見て来た

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ブチョーです。

今回は登山ではなく、番外観光の巻です。

新潟県とゆーところは広い平野があって、どこまで行っても田んぼって感じです。

ちょうど5月の中旬ころは、その広大な平野に広がる水田に水が張られ、田植えが終わる時期で、田んぼは水の鏡のような状態になっています。

んで今回。ライトアップされた満開状態の藤の花をグッドタイミングで見ることができましたので記録しておきます。

お邪魔したのは、新潟県新潟市江南区にある北方文化博物館です。

かつての寄生地主制度における大地主さまのお屋敷

越後の大地主だった伊藤家。

北方文化博物館は、その伊藤家の大邸宅として財力と職人の技術が注ぎ込まれて明治時代に建てられました。

明治、大正、昭和の戦前までは、地主と小作人とゆー関係から成り立つ寄生地主制度がありまして、地主には富が集まり、こんな豪華な建築を作り上げることができたんですね。

第2次世界大戦後、寄生地主制度は農地改革によって崩壊し、伊藤家も地主としての地位は失いましたが、その大邸宅は博物館として公開され、現在に至ります。

建築物としてのお屋敷は見どころいっぱいですし、それに加えて、お屋敷のなかには、大地主の財力によって集められたお宝が満載です。

また、館内での食事も可能で、一日3組様までの宿泊も出来るような施設も用意されています。

特筆すべきは、手入れの行き届いたその庭園の美しさで、季節によって、桜、藤、ハスなどを楽しむことができます。

毎年5月は藤の花の季節

で、今回のお目当ての藤。

伊藤家八代当主が敷地の中央に移植したという藤で、樹齢150年・80畳の広さを持つ藤棚に、藤の樹が枝を広げています。

その枝から垂れ下がる紫色の藤の花は濃厚な香りを放ちます。

2017年は、5月3日(祝水)から13(土)のあいだ、午後5時30分~午後8時までライトアップされました。

藤を見るための催しなので、博物館としてのお屋敷内部には入ることができず、庭だけの見学になりますが、入場料は一人100円(中学生以下無料)で済みます。

藤棚がある庭には、移築された古民家も建っていて、そこの中には入って見学することができました。

古民家の中にあった説明カンバンです。ちょっと悲しい。

2017年は、「正門から入る魅力を伝える」というテーマのもとに、ライトアップ入退場口は正門にある「大門」のみとなっていました。

藤棚は他所で前にも見たことがあるブチョーでしたので、それほどの期待もなく、ライトアップ最終日の土曜日の夜に北方文化博物館を訪れました。

いまにも雨が降りそうな寒い宵でしたので、駐車場から寒さをこらえながら「大門」を目指して歩きました。

大門までは、西門側の駐車場から歩いて4-5分です。途中には誘導係りのじいさまもいらっしゃって、安心です。

豪華な門です。

大門脇に立っている係りの人が持つ箱のなかに100円を入れます。

門を抜けて鮮やかな紫色が目に飛び込んで来ると、みな一様に驚きの声をあげます。

そして藤の花の濃厚な匂いにも驚きの言葉を漏らす人が大勢いました。

見物客もかなりの人数で、無心に撮影しています。

これほどの広さに枝を広げているのは1本の藤の樹です。

到着したときは、空がまだ明るい状態でしたが、どんどん闇が深まるにつれ、光に浮かび上がる藤の花も妖艶さを増していきます。

この藤の房、いったい何本垂れ下がっているのでしょうか?

まさに満開状態です。いい日に来ました。

藤棚のとなりには、品ぞろえが充実した土産物屋さんもしっかりあって、新潟のいろんな特産品が置いてあります。

もちろんお酒も売ってます。

併設されているお蕎麦屋さんは営業していませんでしたが、ソーセージや焼きそば、トン汁が販売されていました。

焼きそばにも旬のタケノコが入っています。

トン汁もタケノコ入りでうまそうです。しかも炭火で焼いたモチまで入っています。

この日は寒かったので、行列ができていました。

藤棚の下には、この藤を詠んだ碑がたっています。

「藤の花 雨の匂ひの 客迎ふ」 春樹

この「春樹」。何を隠そう、昭和のメディアミックス王、観てから読むか読んでから観るかの角川春樹大先生であります。

帰りの夜道では、ライトアップされた赤松の枝ぶりが、これまた印象的でありました。

この北方文化博物館の藤棚ライトアップは大成功だと思います。

この満開状態のライトアップ大藤を見た人はほぼすべて、「あそこは絶対に行ったほうがいいよ」と大勢に言いまくりたくなるレベルです。

評判が更なる評判を呼び、来年はもっと多くの人が訪れることになるだろうなあとブチョーは思いました。

北方文化博物館のツイッターの投稿です。

この北方文化博物館に近い温泉宿はここ。クルマで30分です。

 

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