山女日記

NHKでドラマ化された『山女日記』の小説版を読んでみた(ネタバレあり)

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2016年にNHKでドラマ化された山女日記。

原作は湊かなえさんの小説です。

舞台となる山の名前がそのまんま章のタイトルになっています。

妙高山
火打山
槍ヶ岳
利尻岳
白馬岳
金時山
トンガリロ

これに対して、NHKBSのドラマ版の舞台は、

妙高山
火打山
唐松岳
白馬岳
上高地・涸沢

でした。

 

 

この本には山に登る女性や男性が登場し、その章ごとに特定の女性の視点で物語が進行していきます。

章がすすむごとに登場人物は増えていき、各登場人物のつながりも見えてきます。

妙高山

登山経験がないOL二人組で妙高山に登る。江藤律子の視点で語られる。

牧野しのぶ 江藤律子の1つ上の先輩 父の影響で登山 どこの山がいいかアドバイスをくれる

梅本舞子 江藤律子の同期。ドタキャンする

江藤律子 デパート勤務のOL。結婚準備中

芝田由美 江藤律子の同僚。不倫中

元原部長

野村堅太郎 江藤さんの婚約者

火打山

黒沢池ヒュッテで始まるお話。お見合いパーティーで知り合った神崎さんと美津子さんが1泊で縦走する。美津子の視点で語られる

途中、芝田由美と江藤律子が登場する

神崎さん 職場の登山チームに入っている中年独身男性

美津子 バブルを引きずる女 実は大学で山岳部

槍ヶ岳

単独行の牧野しのぶがそれぞれ単独で来ていた久村さんと本郷さんと出会い、しばし3人で山を登る。牧野しのぶの視点で語られる

永久子 学生時代の山仲間

牧野しのぶ 山岳部員だったがやめた 単独行を好む

木村さん 帝国ホテル泊。夫を見返すために山に登る

本郷さん 帝国ホテル泊。中高年登山者

利尻岳

姉妹二人が雨のなか利尻岳にのぼる。妹の希美の視点で語られる

天野(姉) 栄養士の資格を持つ 医者の妻 学生時代山岳部

宮川希美 三つ違いの妹 父親の畑仕事を手伝ってたまに翻訳の仕事もしている 立花柚月の友人

立花柚月 大手旅行代理店から帽子デザイナーに転職

白馬岳

利尻岳に登場した 天野(姉)と 宮川希美 が 天野姉の娘とともに白馬岳にのぼる。姉の視点で語られる

七花 天野の一人娘の小学生

内藤美紗子 大学時代の友人

金時山

梅本舞子の視点で語られる

梅本舞子 芝田由美と江藤律子の同僚

小野大輔 小劇団団員

トンガリロ

15年前の吉田くんと立花柚月の二人旅と現在のツアーが立花柚月の視点で語られる

吉田くん 大学時代はラグビー部。硬いデブ。建築事務所勤務
立花柚月 大手旅行会社勤務ののち帽子屋になる

神崎夫妻 新婚旅行中 「火打山」で登場した二人は結婚していた。美津子さんは立花柚月が作った帽子をたまたま被っている

石田真由 トンガリロ国立公園四日間の旅の日本人ガイド

ロブ 現地トレッキングガイド

太田永久子 もうすぐ結婚 
牧野しのぶ

テレビドラマ版も面白かったですが、この小説も面白かったです。

テレビ版の主人公、立花柚月さんは、小説版ではガイドではありません。

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