番外遠征記録

いまや”世界の”スノーモンキー。長野の渋温温泉に泊まって地獄谷で温泉に入る猿を観て来た

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SNOWMONKEY

日帰り登山部、番外編。

今回は1泊温泉旅行の記事です。

日帰り登山部ブチョーが、いまや世界的な観光スポットになった「スノーモンキー」をレポートしてみますよ。

オレも温泉に入りたい

昭和の日本人として生まれた私にとって、この「野生のサルが温泉に浸かっている写真」はけっこう昔から知っているコンテンツです。
実際にはその光景を見たことがなかったですけれども、この「サルが温泉に入る」現場は長野県の地獄谷にあり、その地獄谷のとなりには、9つの外湯をもつというニンゲンにとっても魅力的な温泉地、渋温泉があることを知り、おっ、一石二鳥ではないかと興味を持ったのでした。

しかもワタシは最近、五十肩。

痛みをともなうカラダが温泉を欲していたのです。

そんなわけで、たまには登山なし、温泉オンリーでどっぷりと硫黄臭に浸かるのもいいかって思ったわけです。

海外からの旅行者はサルが好き?

地獄谷の温泉ザルは、スノーモンキーとして知られ、いまでは世界的な旅行ガイド、ミシュランの『グリーンガイド・ジャポン』でも高い評価が付けられ、それを読んだ外国人旅行者が長野県の山のなかへ押し寄せているとの話です。

日本人にとって野生のサルの存在はそれほど珍しいものではありませんが、北米やヨーロッパにはサルの類が棲んでいないらしいのです。

彼らにとって、サルとは南の国のジャングルに棲むイメージ。

それなのに、日本のサルは雪が降り積もる山中で暮らす。しかも温泉にまで入る。加えて、その姿を至近距離から観察できる地獄谷のサルの存在は魅力あふれるものみたいなのです。

「俺も次の人生はここで」 温泉に浸かるニホンザルを観た外国人の反応

渋温泉から地獄谷の野猿公苑への行き方

やってきました。渋温泉。

渋温泉までどうやって行くかとゆーと、電車かクルマです。

渋温泉には電車は通っていませんが、お隣の湯田中温泉までは電車が走っています。

【参考】
湯田中駅(ゆだなかえき)
長野県下高井郡山ノ内町大字平穏にある長野電鉄長野線の駅。終点の駅。標高は599.76m。

湯田中温泉から渋温泉まではタクシーか徒歩です。

徒歩なら約二十分です。

今回われわれはクルマでたどり着きました。

3月12日の昼過ぎに渋温泉到着。

ここから地獄谷を目指すわけですが、スノーモンキーのシーズンである冬の間は、地獄谷にある駐車場へ続く道は通行止めで、一般車両は通ることができません。

地獄谷

そんなわけで渋温泉から和合橋をわたって横湯川を越え、上林温泉を目指します。といってもクルマならすぐそこです。

地獄谷

【参考】
休日に運行される「スノーモンキーホリデーミニバス」を使えば、一般車両通行止めのこの道を通って地獄谷の駐車場(上林温泉の駐車場とは別の駐車場)まで行くことがきでます。地獄谷の駐車場からならサルが入る温泉までは歩いてすぐの距離です。

スノーモンキーホリデー観にバス

地獄谷野猿公苑へ向かうための上林温泉側の駐車場へは、上林ホテル 仙壽閣(〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏1410 電話:0269-33-3551)」を目指すと迷わずたどり着けます。

「上林ホテル仙壽閣」を通り過ぎるとすぐ右側が無料駐車場になっています。

上林温泉駐車場

駐車場にはきれいなトイレもあります。

トイレ

坂道を歩きだすとすぐ右側におしゃれなカフェも。

ENZA

猿座(えんざ)です。

猿座

フィッシュアンドチップスやビールもあります。

一杯やりたいところですが、クルマなので我慢します。

入口の手前にはショップがあります。

防寒具を借りたり買ったりできます。

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われわれが行ったのは三月一二日ですから、寒さはそれほどではありませんでした。地獄谷に続く道の上の雪はほぼ消えていましたが、どろどろの泥道です。ゴム長靴は必須と思いました。
白いスニーカーのお客さんもいらっしゃいましたが、けっこう悲惨な状況に陥られておりました。

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身支度を整えたら入口です。

地獄谷野猿公苑

サルが入浴する現場までは徒歩25分。

ちゃっちゃと歩けば20分で到達します。

道の両脇には美しい植林が。

地獄谷野猿公苑

泥道ですが、しっかり整備された道です。

地獄谷野猿公苑

ところどころに標識があります。

地獄谷野猿公苑

サルと接触するときの注意点です。

地獄谷野猿公苑

こんな道を歩いていると。

地獄谷野猿公苑

あっとゆー間に終点に近づきます。

地獄谷野猿公苑

スーパー中学生ノエルくんの善光寺ドローン墜落事件を受けてか、こんな注意書きもあります。

ドローン注意

半分埋もれている軽トラもシュールです。

埋もれた軽自動車

バイクはチェーン付きです。

バイク

地獄谷は人間の温泉でもあるので、温泉宿があります。

一軒宿、後楽館が見えてきました。

150年前から営業している秘湯の宿です。

後楽館  

左へ行くと後楽館。直進すると噴泉です。

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間欠泉ではないので、常時、お湯が吹き出しています。

噴泉

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噴泉

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噴泉の向かい側には後楽館の露天風呂がありまして、サルも自由に入浴できるようになっています。もちろん、人間も入ります。

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噴泉から少し戻って階段を上ります。

野猿公苑

すぐに野猿公苑の入り口です。

野猿公苑

入場料を払ってチケットを買います。

一般大人は税込500円です。

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年間パスもあって、3,000円です。

注意書きです。

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トイレもあります。

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ちょっと行くと、露天風呂の周りにインターナショナルな人だかりが。

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ついにこの目で入浴中のサルを見ることができました。

スノーモンキー

この地獄谷のサル温泉はインターネットカメラで中継されています。

そのカメラです。

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カメラの上におサルのンコがあるところがまた由緒正しそうです。

このインターネットカメラは前日の様子も見ることができますから、自分が地獄谷に行った翌日であれば、自分自身の姿を確認できるかもしれません。

野猿公苑ライブカム

PC画面で確認できます。

今回入浴中のサルは私のカンではメスです。

モノ思うサルです。

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この日は暖かったので1匹しか温泉に入っていませんでしたが、周辺にはたくさんのサルがいて、人を恐れることもなく、自由に暮らしています。

佇んだり。

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餌を拾ったり。

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子供同士でじゃれたり。

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四足歩行したり。

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シラミをとったり。

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まったくニンゲンを恐れません。

野猿公苑内には休憩所があって、中ではストーブが焚かれてあたたく、売店もあって、Tシャツなんかが売っています。

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水も飲めます。

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ニホンザル関連の資料も目白押しです。

骨とか。

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歴代のボスザルの肖像とか。

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スマホとサルの関係とか。

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野猿公苑をあとにしてふと右側を見ると、後楽館の露天風呂が丸見えなことに気づきました。

こんな感じです。

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全裸のニンゲンがさっきサルが入っていた露天風呂に入っています。

ニンゲンはまさにパンツをはいたサルです。

今回はサルのいろんな姿を見ることができて楽しかったですが、次に来るときは一番寒い厳冬期に来てみたいと思います。

厳冬期ならたくさんのサルの入浴風景を見ることができます。

スノーモンキーに会ったあとは、今度はニンゲンが風呂に入る番です。

渋温泉に戻ります。

【注意】
あ、そうそう。このスノーモンキーたちは餌付けされているといっても野生ですし、周囲に柵があるわけでもありません。
秋の交尾期に発情するとモンキーたちは山奥で過ごすのだそうです。
そうなると、せかっく地獄谷に行ったのにサルに会えなかったってことにもなりかねません。
事前にHPfacebookをチェックすることをおすすめします。

渋温泉で旅館といえばここ。『千と千尋の神隠し』の油屋のモデルの1つ

渋温泉は歩いて回るにはちょうどいい広さの温泉街です。

なかでも、ひときわ目立つ建物がコレ。神様のための巨大温浴施設、油屋のモデルの1つといわれている旅館、金具屋です。

今回我々が宿泊したのはもっとリーズナブルな宿ですが、温泉街のなかに建つこの金具屋さんは撮影スポットになっています。

写真を撮るなら夜ですね。

金具屋
渋温泉 歴史の宿 金具屋

渋温泉の醍醐味は外湯めぐり。鍵を借りて温泉を巡ろう

この渋温泉には、それぞれ泉質が異なる9つもの外湯があります。

渋温泉

渋温泉

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渋温泉に宿泊した客には、この外湯の入り口をあけるための鍵が渡されます。

9つの外湯にはオートロックで施錠されているので、宿泊客は借りた鍵でドアをあけて風呂に入ります。

浴衣に羽織り、ゲタを履いてタオルをぶら下げて9つの風呂をめぐるのはまさに温泉三昧です。

外湯が9つですから、時間配分を考えないと回りきれないかもしれません。

われわれは2日にわたって9つの外湯を制覇しました。

それぞれの外湯はお湯も違えば浴槽の大きさやお湯の供給方法も違い、個性的です。

温泉はすべて100%かけ流しで、お湯の温度はけっこう高めです。

外湯をめぐることができる温泉は日本各地にありますが、コンパクトにまとまった渋温泉の外湯巡りはダントツで面白いです。

渋温泉もサルだらけ

われわれが止まった宿は「小澤屋」さんです。

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御宿 小澤屋

建物は古いですが、駐車場がすぐ隣にあって便利です。

部屋に貼ってある注意書きです。

渋温泉

実際、まちをあるくとサルに遭遇します。

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渋温泉、満足できました。

またいつか行くと思います。

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