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山での下痢。ストッパかトメダインか

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世にもおそろしいガレ場での便意

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▲山と食欲と私第32回

山と食欲と私の第32回を読みました。

主人公の鮎美ちゃんがテント泊の登山中のガレ場で急激な下痢に襲われるとゆー考えただけでも身の毛がよだつ恐ろしいお話でした。

結局、爆発寸前の鮎美ちゃんは、通りがかりの単独登山女子、マキさんから薬をもらって間一髪で最悪の事態から脱出します。

そのとき、マキさんがくれた薬はコレでした。

マンガの中では「ス○ッパ」となっていますが、これが実在するストッパを指していることは明らかです。

ストッパの主成分はロートエキスです。

ロートエキスはアセチルコリンをブロックして、腸の異常収縮による下痢を抑制する働きを持っています。

アセチルコリンとゆーのは神経伝達物質の1つで、この作用が強まると副交感神経が活発になり、下痢の原因となります。

ストッパよりトメダイン

マンガのなかでは、漏れる寸前まで切羽詰まっていた状況が、ストッパを飲んだことで1時間半持ちこたえたことが描かれています。

これが真実とすればお腹の弱い人々への朗報となりますが、ストッパが便意をどこま食い止めることができるかは個人差が大きいような気がします。

かくゆう私もすぐ下痢をするタイプです。

下痢はカラダの防御反応の1つであり、下痢によって人間の生命は守られている。便秘などは百害あって一利なしと考えていますが、急激な下痢に襲われるたびに、便秘症がうらやましくなる今日このごろです。

そんな私の経験から言って、下痢の便意を抑制するのに一番効果があった薬はトメダインという薬です。

こんなCMを覚えているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

想像するのも怖ろしい、電車という密閉空間での突然の便意。

それが、フィルムを1枚食べるだけで、あとかたもなく消失する。

夢のクスリとはこのことです。

私もこのトメダインによって、これまで数回窮地を救われたことがありました。

トメダインの成分は、ロペラミド塩酸塩

ロペラミド塩酸塩は、腸の運動を強力におさえる機能を持っています。

直接、腸に作用して、腸内の物質からの水分の吸収を増やします。

つまり、下痢便からどんどん水分が奪い取られて、ンコがどんどん固くなる。

結果的に、強い下痢止めの効果が生じます。

使用量を超えて服用すると下痢が治るどころか便秘になります。

ひどい場合は、便意があるのにンコが出ない、おなかが異常に張って強い腹痛と吐き気が起きる「イレウス」とゆー怖ろしい副作用を起こすこともあるので注意が必要です。

お医者さんでは、このロペラミド塩酸塩を通常、成人に1日1~2mgを1~2回飲むように処方するってお話です。

我らがストッパには、フィルム1枚にロペラミド塩酸塩が0.5mg入っています。服用間隔は4時間以上おくように注意書きがされています。

ペラペラのフィルムタイプなので携帯に便利です。

トメダイン

先に言ったように、下痢はカラダの防御反応です。カラダにとって危険なものをすぐに体外へ排出するために下痢とゆー現象があるわけです。

ですから、下痢はすぐに出すことが基本。

でもそれができない状況のとき、役立ってくれるのがこのトメダインです。

登山のおクスリケースのなかに入れておけば、いつか「持っててよかった」ってことになるかもしれませんね。

私も常時持ってます。

これで安心。

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