日帰り登山部装備係の電気男です。
2016年3月27日の日曜日に単独で新潟県の角田山に登ってきたので報告します。
前の週には雪もちらついた新潟県。
でも26日の午後には天気も回復し、27日は朝からよい天気でした。
やらなきゃいけない仕事はあったのですが、こんな天気に屋内作業はもったいないと一人で角田山へ行くことにしました。
水は0.5リットル。
アーモンドチョコレート2粒とアーモンドキャラメル2粒の食料と大量のティッシュペーパーをもって(花粉症なんです)。
私有地の桜尾根コース登らせてもらう
この時期に角田山に登るといえば、そのお目当ては雪割草とカタクリ。
桜尾根をのぼり、灯台コースを降りて来ることにして、登山口である角田浜海水浴場に向かいました。
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新潟県の角田山は日帰り登山の天国。雪割草とカタクリがココにもソコにもアソコにも 2016春
弥彦山のとなりが角田山 2016年3月21日。行ってきました新潟県の角田山(かくだやま)。 越後平野と日本海の境目でもっこり盛り上がる弥彦山塊を構成する山の一つが角田山です。 ▼弥彦山塊 標高は481 ...
到着したのは午前11時ごろ。
砂浜の駐車場はほぼ満杯状態。
県外ナンバーの車も多く、数台の大型バスやマイクロバスもとまっています。
すでに下山してくる人もいて、たまたま1台出て行って空きスペースができたので、そこにクルマを止めました。
この角田浜海水浴場には公衆トイレも完備されています。
急にンコしたくなったのでこのトイレを使わせていただきましたが、けっこうな状況です。
汚したら自分できれいするのが人間だと思うのですが、ちょっとがっくりきました。
とにかく、ザックを担いだまま用をたし(大)、桜尾根の登山口を目指します。
砂浜からこの階段をのぼって。
なぜかエジプト。
道路に出ます。
登山口はこっちです。
道路をわたって山側に向かいます。
桜尾根登山口には数本のカンバンが立っています。
まず、駐車禁止です。
んで、スパイク靴禁止です。当然ですね。
角田山はほとんどが民有地だそうですが、この尾根も私有地です。
この桜尾根コースは過去にいろいろ荒らされたようで、胸にしみる注意書きがコースのあちこちに掲げられています。
んで、この私有地の桜尾根に入らせていただいて数分登ったところから見た駐車場です。
クルマでいっぱいです。
ダイナミックな倒木もあります。どうやってこうなったのでしょうか?
少し行くと雪割草に出会えます。
他の登山者からの情報ですと、このあたりの雪割草は、一度失われた自然の雪割草を復活させるために、人の手によって植えられたもののようです。
じつにいろんな色の雪割草を見ることができます。
注意書きです。
写真を撮るばかりで、いっこうに高さを稼げませんが、それができるのもこの季節だけです。
しばらく行くと笹原が出現します。
その笹の陰にも雪割草。
正体不明。
こんなお花も。
そしてカタクリの群生が出現します。
そうこうしているうちに、頂上へ向かう道と合流します。
頂上までは整備された木道が続きますが、濡れていると滑りやすいので注意が必要です。
頂上です。
登山者ノートが置いてある「登山者記載所」です。
温度計もあります。
立派な小屋も。
本日の昼食は糖分のみ。
アーモンドチョコレートと1粒で2度おいしいアーモンドキャラメルを食べて昼食完了。
身体はもう、ビールを飲みたくてうずうずしています。
今回は単独でクルマで来ているので、家に帰るまで酒が飲めません。
ビール飲みたさに早々に帰路につきます。帰りは灯台コースです。
いまは使われていない小屋を通り過ぎます。
こんなポスターも。
分岐です。灯台方面を目指します。
道はけっこうどろどろです。
こんなです。
灯台コースでも大規模なカタクリの群落を見ることができます。
ツボミのカタクリ。
特長的な模様のカタクリの葉っぱ。
咲いてます。
こんなお花も。
もう、カタクリだらけ。
視界が開けました。
日本海がよく見えます。
どんどん進みます。
この季節は、ツバキにも出会えます。
下を見下ろせば。
またまたカタクリ。
そしてツバキ。
進んで。
角田岬灯台が見えました。
海には船。
佐渡の山も見えます。
今回は、灯台から左側に降りて、海まで行ってみます。
この階段を降りれば、車道にでることができます。
ここを通り過ぎて、角田岬灯台到着。
見上げてみます。
灯台の説明です。
灯台に向かって左の階段を降りて海へ向かいます。
この階段、手すりはあるのですが、右手にカメラを持っていた私は手すりに頼らず。
油断してました。
足がもつれてバランスを崩し、あわや転倒。
転ぶ直前で、右足でふんばって耐えました。
右フクラハギがつりそうになりましたが、転落しなくて済みました。
あそこで転んでいたら、けっこう大変な目にあっていたとぞっとしました。
気を取り直してカメラを左手に持ち替えて、右手は手すりをつかんで慎重に降りていくと、キラキラ光る海面がきれいです。
生きててよかったと思いました。
細い道は途中で行き止まりになっています。
この向こうにも行ってみましたが、特になにもありません。釣り人がいらっしゃいました。
戻ります。
これが舟かくしです。
頭上に気をつけながら、灯台下に穿たれたトンネルへ向かいます。
トンネルを抜けると説明看板が。
クルマにもどりました。
所要時間は
登り 1時間20分
下り 1時間20分
ってところでした。写真を撮ったり、大パーティーの通過待ちを含んだ時間です。
この桜尾根コースでのぼって灯台コースを降りて来るルートは、この時期もりだくさんで楽しめます。
天気がよければ青い海と灯台。そして佐渡の姿を望むことができます。
新潟県外からいらっしゃるときは、一泊するのもいいと思います。
角田山の登山口から、クルマですぐそこに、魚屋が集まっていることで有名な寺泊とゆー港がありまして、その港の近くに料理がうまいと評判の旅館があって、穴場です。あ、料理で有名な宿ですが、天然温泉に入れる温泉旅館です。
いつも予約でいっぱいな旅館ですが、たまに空いていることもあります。
予約が取れたら、ラッキーです。⇒寺泊海岸温泉 美味探究の宿 住吉屋