マツコデラックスが驚いた包丁研ぎ器レビュー
もう、数年前のお話になるんですけど、マツコデラックス氏が登場する「月曜から夜更かし」って番組でスーパー研師(改)ってゆー包丁研ぎ器がレジェンド松下氏によって紹介されていました。
調べてみたら、平成25年のことなんで、もう5年近くまえの番組なんですね。
そこに登場したシンプルな包丁研ぎ機器。
電気も水も使いません。
プラスチック製の研ぎ器の溝に包丁を差し込んで、3-4回ギコギコこするだけで、抜群の切れ味の刃が付くんですよ。
新潟県にある刃物の町、三条市の鋸職人、竹内栄治さんが作った包丁研ぎ器です。
当時の番組の中では6300円とゆー価格で紹介されていました。
その解説動画がこちらです。開発した竹内さんがじきじきに実演されています。
どうです? 金属の塊に包丁を押し当てて、わざと刃をつぶした包丁が、このスーパー研師にかけられることで、トマトがスパスパ切れるようになります。
マツコデラックスの「月曜から夜更かし」で紹介された結果、この包丁研ぎ器「スーパー研師」は爆発的に売れたのですが、逆に値崩れを起こして、製造した竹内さんは散々な目にあわれたようです。
しかし、そんなことでくじける職人ではなく、不屈の闘志でその後も開発を続け、現在でも包丁研ぎ器を世に出し続けています。
3年前に公開された実演動画がこちら。筐体もなんだかちょっと洗練され、見た目も少しだけおしゃれになった「スーパー研師」です。
包丁の刃の潰し方もさらに気合が入っています。
コンクリートブロックを包丁でゴリゴリやっちゃうんですから。
『がっちりマンデー』で紹介され再び売れまくる
2017年になって、この竹内式の包丁研ぎ器が、再びテレビで紹介されました。
TBS系で毎週日曜の午前7:30 - 8:00に放送されている『がっちりマンデー』に登場したのです。
これによって、「スーパー研師」は再び話題になり、急激に売り上げを伸ばして、一時的に欠品状態になりました。
しかし、現在では、楽天でもamazonでも手に入るようになっています。
んで、オレもスーパー研師を買ってみた
そーゆー私はいつもは、包丁やナイフは砥石を使って研いでいます。
これまで安物の包丁研ぎ器はいくつか試したのですが、どれも期待した効果がなかったので、結局、砥石を使って研ぐようになりました。
砥石は2種類持ってます。細かい方は#6000です。
砥石に水を吸わせて、じっくりと刃物を研ぐのはけっこう楽しみな時間です。
包丁を研ぐことだけに集中していると、精神はいま流行りのマインドフルネスな状態に入っていきます。
でも、そうそう時間に余裕がある人生ではありません。
しかも、ちゃんと研いでも、日々使っている台所用の包丁なんかは数日で切れ味が悪くなります。
そのたびに砥石を出して研ぐのもはっきり言ってメンドクサイものです。
んなわけで、ほんの数十秒で切れ味がよみがえるとゆー噂の包丁研ぎ器、スーパー研師を買ってみたのでした。
注文して2日後に届きました。
竹内栄治のスーパー研師到着
スーパー研師は専用の印刷された紙ケースに入って到着しました。
バーンと特許証の番号が印刷されています。
蓋をあけるとそこには説明書。
説明書はもう1枚入っています。
んで、その下に。スーパー研師本体が鎮座しています。
取り出してみます。
本体側面には輝くシール。曲線砥石の文字が効いてます。
中央のスリットの奥に、ダイヤモンド加工された曲線砥石がセットされています。
砥石の周囲が赤く塗られている方が、表面にダイモンド加工された曲線砥石です。
そのダイヤモンド砥石と一体になっている反対側のドーム状の金属の表面は砥石加工はされておらず、超硬クローム仕上げです。
ネジをゆるめて、ケースのフタをスライドさせてみます。
ドーム状の同じ形の金属部品が2個、アルミニウム芯棒で貫通され、両側から6角ナットで締め付けられて一体になっています。
この一体化されたパーツの芯棒が本体の溝にはまり、自由に回転できる構造になっています。
裏返してみます。
品質シールが貼ってある部分は取り外し可能なフタになっていて、包丁を研磨したときにでる金属カスを捨てるときに開けます。
竹内栄治のスーパー研師で包丁を研いでみる
まずは、いつも使っている包丁3本を竹内栄治のスーパー研師で研いでみました。
ステンレス包丁と昔ながらの鋼の和包丁と本割込み包丁です。すべ両側に刃がついています。
説明書通りに4回ほど往復させたあと、本体の向きを変えて、ふたたび4回ほど往復させて反対側をとぎます。
包丁の前後運動に合わせて、中の砥石セットも回転しているので、どんな仕組みで刃がついているのかよくわかりません。
原理はわかりませんが、研ぐ前は、紙を切ると途中で引っかかる感じがありましたが、研ぎ後は紙がスパスパ切れます。
竹内式スーパー研師でアーミーナイフも研いでみた
もう何十年か使ってブレードが小さくなっているアーミーナイフ。
これを竹内式スーパー研師にかけてみました。
包丁ほどの大きさがないので、ちょっとかけづらいですが、数回往復させるだけで、刃が付きます。
カッターナイフほどの切れ味までにはなりませんが、アーミーナイフとして使う分には十分な感じです。
ナイフや包丁をいちいち砥石で研磨するのはめんどくさいとお考えのかたは、使ってみるといいと思います。
ほんとに、研ぐのは数十秒です。誰でも研げます。
技術とか慣れとかは一切不要です。
これだけで、トマトもネギも豚肉もキャベツもサンマもきれいに切れて料理が楽しくなるはずです。
いやあ、よく切れる刃物って気持ちがいいですね。