モンベルのストームクルーザーを買ってみた
日帰り登山部部員「電気男」です。
雨の中でも山登りしたい! とゆー意識レベルまでは達していない私です。
好き好んで土砂降りのなか、山に入ったりはしないんです。
でも、山の天気はわかりません。
雨は、降るときには降ります。
ときには急に嵐のような天気模様になることもあります。ストームです。
実際に、山の中で突然の雨にあって、辛い思いをしたこともあります。
土砂降りのなか、目の前の木に雷が落ちて煙が上がったこともありました。
そんなわけで、山に登るのであれば、やっぱり雨具は必要です。大切です。命綱です。
んで、今回、買いました。
日本のメーカー。モンベルの定番モデル。ストームクルーザー2015年版です。
中国製ですけどね。
ラベルにもちゃんとメイド・イン・チャイナと書かれています。
ああ、今回買ったのはMサイズです。
私は身長170CM。体重は60キログラムです。
着用したサイズの感じはオッケーです。
ストームクルーザーに付いているタグにはこんな特長が書かれています
以下、カタログに書かれている機能一覧です。
トライアクスルフード/ロールアップフード/アクアテクトジッパー/立体裁断(ひじ)/アルパインカフ/リードインコード・システム/ポケット2個(ハンド2)/ネームタグ付き/スタッフバッグ付き
それぞれをみていきましょう。
モンベルのストームクルーザーのあれやこれや。機能紹介
トライアクスルフード
そもそも、「トライアスクル」ちがった「トライアクスル」って何よって話なんですが、ようは、 顔の周囲、首回り(後頭部)、ひさしの三つの部分を調節できるフードって意味らしいです。
前モデルまでは、フードは収納式でしたが、2015年モデルはちがいます。
フードは基本、出っぱなし状態です。他のメーカーでも最近は、「出っ放し」のほうがハヤリみたいです。
フード内部にヒモが仕込まれていて、顔の周囲にあたるフードの端を自由に絞ったり開いたりできます。
フードの後ろ側にはベルクロが付いていて、ヒサシ(ちょっと固くなっている)の位置を前後に調節できます。
また、その下、ちょうど後頭部から首にかけてヒモが仕込まれていて、締め付け具合を調整できます。
ロールアップフード
フードは出っぱなしで、襟に収納したりできないけど、巻いてとめておける機能がコレです。
たとえば、このストームクルーザーを着てバイクに乗って雨のなか走るなんてときには、出っ放しのフードが風にあおられてバタついて危険ですから、この機能を使ってしっかり巻いておけるって寸法です。安全ですね。
ヒサシ調整のベルクロを利用して、ジャケット内のループしたヒモに固定します。
さらなる軽量化
言わずもがなですが、山の道具は軽いにこしたことはありません。
ストームクルーザーのポケットの中には、専用の収納袋が付属しているので、それに入れて計量してみました。
大きさはこんな感じです。今回採用されたゴアテックスはほんとに柔らかい生地なので、ストレスなく小さくたたんで、袋につめることができます。
アクアテクトジッパー
止水ジッパーです。ジッパーを締め切った状態で、上に小さな傘がかかるような設計になっています。
ジッパー終端の隙間をカバーして水の浸入を防ぐ細やかな設計です。
▼止水ジッパー
▼ポケット部分のファスナー上端
▼メインファスナーの上端
アルパインカフ
袖口にはベルクロがついていて、調整できます。ビシっとまけば、水の浸入を阻止します。
バックパックを背負っても邪魔にならないポケット
最近は、他メーカーのレインウェアやジャケットもポケットがこのへんの位置についているのが多いですね。
リードインコードシステム
ヒモはいろいろ仕込まれています。
引っ張り具合をビミョーに調整できます。
んで、ポケットに手を突っ込むと、裾まわりを調整するヒモの端っこがあって、ポケットのなかからこのヒモを引っ張ることができます。
ポケット内へつながるヒモは、裾周りにつながっていて、内側からみるとこうなっています。
スタッフバッグ(専用収納ケース)付き
専用の袋が付いているのはやっぱり親切です。
モンベルのロゴ部分の布は輪っかになって袋に縫製されています。どこかにひっかけることができます。
名前タグ付き
モンベルのストームクルーザーは、我が国における登山用定番雨具なので、山に行った場合、同型レインウェアに遭遇する確率は高いと思われす。
先日も日帰り登山で自分のと色も同じストームクルーザーを着た人とすれ違いました。
そんなときは名前が書かれていると安心です。
山小屋なんかで、ぐちゃぐちゃになったときに役立ちます。
やっぱり名前は書いておきましょうね。
名前が書けるネームタグが付いています。
丁寧なめばり止水テープ
ゴアテックスは防水性の高い布ですが、その縫い目はそうではありません。
ただ縫い合わせただけなら、必ずそこから水が侵入します。
んで、すべての縫い目の裏側には、水を食い止める裏張りが施されているのです。
こんなに手間がかかるから、レインウェアって値段が高いのですかね。
最新ゴアテックスの柔らかさ
これ、リアルなお店に行って、他のレインウェアと着比べてみるとよくわかります。
ぜひ、リアルに着てみてください。
昔のゴアテックスにあった「ごわごわ感」がありません。
シンプルなデザイン
なんか山のジャケットって各メーカーともデザイン的に同じ方向に行っているような?
シンプルでざっくり?
ま、デザインは好みですからね。
モンベルのストームクルーザーを買ってみた結論
以上、モンベルのストームクルーザー2015年モデルのレビューでした。
私が今回、モンベルのストームクルーザー、それも安くはない2015年モデルを買った理由は、
●着ごこちのよさ
●デザインのシンプルさ
の2点です。
デザインは、好みにると思いますが、着心地はホントにいいです。っつーか、この2015年版を買う最大の理由はこの着心地です。
登山はもちろん、雪かき時のアウターとして最高です。
動きやすいし、蒸れないし、濡れません。辛い雪かきが楽しくなります。
やっぱり、モンベルのストームクルーザーは日本のレインウェアの定番と言えます。
ああ、少しくらい硬くてもオッケーよって方でコスパも求める方には、アウトレットになった旧モデルをおすすめします。
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あるいは、下位モデルとして位置づけられるレインダンサーとかですね。