新潟県の角田山は花の山

行ってきました新潟県。
新潟県といえば、荒海の日本海ですが、その日本海の海岸から登れる山があります。
しかも、その山には、この時期、可憐な雪割草(オオミスミソウ)をはじめとして早春の花々が咲いているのです。
2018年3月18日現在の角田山の雪割草の開花状況を確認すべく、朝から出かけてまいりました。
本日のコースです。
写真を撮りつつだったので、結局3時間半もかかりました。

角田岬灯台下の広大な駐車場にクルマをとめて、日本海にタッチしてから灯台コースを登ります。
頂上で昼食をとってから、下りは桜尾根コースを歩かせてもらいました。
角田山の灯台コース

この駐車場にはトイレもありますので、トイレを済ませておもむろに灯台下の海岸に向かいます。
佐渡が見える海から急な階段を上り、灯台に向かいます。

2018年3月18日は晴れていい天気。
海も青いです。
荒海なのは冬だけなんですかね。静かな海です。

駐車場を上から見たところです。
まだ、午前9時前なので、クルマの量はこんな感じです。

新潟県の平地ではまだ梅が咲いていないとゆーことで、予測では、雪割草は咲いていて、カタクリはまだこれからって感じですが、実際はどうでしょうか。
灯台コースにはツバキも咲いています。

どんどん登ります。

この灯台コースは、複数ある角田山の登山ルートのなかでも、岩場もあれば林もあって一番変化にとんだコースです。
アップダウンもあるんで体力的にも一番「キツイ」ルートになってます。
ま、キツイと言っても、トレランの人たちは走って登っていくレベルです。
今回は、登りでこのコースを使いましたが、この灯台コースは下りのほうがオススメです。
下りであれば、日本海と佐渡を真正面に見ながら軽快に下山できるので、より一層楽しめます。下る方がラクだし。

カタクリのハッパがたくさん出ていますが、開花しているものがなかなか見つけられません。

かろうじて、こんな感じ。

雪割草もちらほらありますが、まだまだこれからって感じです。
まだ気温が低いためか、花びら(ホントはガク)が開ききってません。

雪割草は桜尾根コースのほうが有名ですので、下りを期待します。
登山道の雪はほとんど消えています。
が、稜線にでる手前くらいから、踏み固められた雪が登山道にも消え残っています。
融けかかっている雪の山道はドロドロです。靴もグチャグチャになります。仕方ありません。自然の摂理です。

そうこうしているうちに頂上に到着。

頂上はまだ雪で覆われています。
気温はこんな感じ。


上下に並んで、温度計が壁に取り付けられていましたが、どっちが正しいのでしょうか?
あんまり時間がないので、オニギリ2個をソッコーで食べて下ります。
下りは桜尾根コース
下りは「桜尾根コース」を選択。
来た道を戻って、途中で右に分岐します。

道は乾いています。

こんな花も咲いてます。
オウレンの仲間ですかね。

下るほどに、雪割草が咲いています。

こちらのコースのカタクリもほとんど葉っぱやツボミですが、登山道から少し離れたところに開花している個体がありました。
望遠で撮ってみました。

こんな感じの状態のカタクリが多いです。

雪割草の色違いバージョン。

この桜尾根コースも私有地で、地権者の方のご厚意で一般に開放されているとのことです。


これはけっこうなブルー。

まさに妖精。

紫いろ。

ピンク色。


2018年3月18日現在の開花状況まとめ
桜尾根コースの雪割草は見ごろを迎えたところって感じでしょうか?
まだまだこれから咲きますって個体もたくさんありました。
カタクリはこんな感じ。
開花しているカタクリも数本見つけましたが、ほとんどはハッパかツボミ状態。
カタクリはこれからですね。

桜尾根コースでは、キクザキイチゲも開花していました。

降りてきました。
ここが桜尾根コースの入り口です。
このコースを使わせてもらうときは、十分な注意が必要です。

結局、本日のコースタイムはこんな感じです。
2018年3月18日 晴れ
08:44 角田山灯台コース駐車場出発
10:15 角田山山頂 到着
10:30 角田山山頂 出発
11:56 桜尾根登山口
12:00 角田山灯台コース駐車場 着
入り口の隣におしゃれなカフェがオープンしてました。

名前は、「燦燦カフェ (サンサンカフェ)」だそうです。
入りませんでしたけれども。
雪解けのドロドロ道で履いていた靴はこんな感じの汚れです。

よい日曜日でした。
これから数週間は、この角田山がもっとも賑わう季節になりそうです。
この新潟県の角田山、ワンダーフォーゲル誌で紹介されていました。

角田山の近くの温泉といえば、岩室温泉や弥彦温泉がありますが、私的にはこちらがおすすめです。
日本海の幸が楽しめます。
