番外遠征記録

本白根山に登って万座温泉日進館のゆけむり館に泊まって硫化水素三昧

更新日:

 

 

バブルのころ。

「私をスキーに連れてって」とゆー映画があったんである。

ホイチョイ・プロダクション原作で、原田知世と三上博史が出演していた。

21世紀のいま見返してみると、なんともはやとゆー感じなんです。日本は明るかったんだな。

さて。

その「私をスキーに連れてって」の舞台となったのが、志賀高原と万座温泉。

今回、本白根山でトレッキングをしたあと、万座温泉に泊まってみましたので、備忘録をつけておきます。

お手軽2000mハイキング

本白根山はかの日本百名山の1つなのですが、ホントにお手軽に登れる山です。

厳密に言うと、ホントの山頂までは行くことができないので、登山道上にある最高地点まで行くのがお約束になっています。

ワイルドな噴火口をぐるりと一回りすることができます。

日本百名山の1つ本白根山にお手軽に登ろう

  【注意】 この記事は、本白根山で噴火が起きる前年(2017年)の7月に書かれたものです。   日本百名山。そのなかでもお手軽に登れる山といえば、本白根山(もとしらねさん、標高2 ...

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草津温泉と万座温泉

んで、そのあとは温泉。

本白根山には草津温泉と万座温泉とゆー超有名な2つの温泉がすぐ近くにあります。

草津温泉といえば、温泉のなかの温泉。

誰もが認める日本を代表する温泉街です。

草津よいとこ一度はおいで、どっこいしょ。まさに日本人なら1度は泊まるべき温泉です。

ここには、温泉のすべてがそろっています。

いっぽう万座温泉は、その歴史は古いとはいえ、その地に到達するまでが大変な環境(標高1,800m)にあったため、長らく小さな湯治場だったのですが、昭和になって西武グループが大規模な開発を行い、その名前が全国に知られるようになりました。

 

とは言っても、現在でも万座温泉には、草津温泉のようなにぎやかな温泉街もなく、コンビニすらありません。

しかし、その白濁した温泉のお湯は、硫黄成分の含有量が日本一の温泉であり、毎分3,750Lの湧出量を誇ります。

こんな感じの風景です。

万座温泉の日進館に泊まる

本白根山日帰りハイキングを終え、湯釜の遠望も果たした我々は、万座温泉に向かいました。

クルマならすぐそこです。

本日の御宿はここ、日進館です。

宿泊プランはこんな感じ。

宿泊2日前に楽天トラベルで予約しました。

【プラン適用】 【楽天スーパーSALE】最大33%OFF★人気温泉宿ランキング掲載記念プラン
宿泊施設名 万座温泉 日進舘
宿泊施設の住所 群馬県吾妻郡嬬恋村大字干俣万座温泉2401
連絡先 万座温泉 日進舘:0279-97-3131
宿泊施設電話番号 0279-97-3131
チェックイン日 2017-06-24(土)
チェックアウト日 2017-06-25(日)
チェックイン予定時刻 16:00
部屋のタイプ ゆけむり館7.5畳(yuke)×1部屋
バス・トイレなし エコノミータイプ
利用人数 部屋あたり 2人(大人2人)
合計料金 14400 円(消費税込)
クーポン利用  400円
楽天スーパーポイント付与 140ポイント

なぜかクーポンが出て400円引きだったので、二人で税込14000円、一人アタマ7000円(税込、2食付き)です。

2食付きでおひとり様7000円とはかなり安いお値段です。

バス・トイレなしのエコノミータイプってことですが、いったいどんな部屋なのでしょうか。

ちなみに日進館の紹介動画はこんな感じ(2013年公開の動画です)。

この動画のなかでも紹介されてますが、この日進館は大きくわけて4つの建物から構成されているようです。

・新館
・本館
・別館
・ゆけむり館

我々が予約した部屋のタイプは、このなかの「ゆけむり館7.5畳(yuke)」。

この日進館のなかでは最底辺グレードな部屋であることが予想されます。

ただ、この日進館、最底辺のゆけむり館に泊まる客も、新館に泊まる客も、食べるのは同じバイキング料理ですし、食べるところも一緒です。

複数あるお風呂もすべてのお客がどこにでも入れます。

万座温泉日進館の最底辺グレード「ゆけむり館」に泊まる

改めて、日進館のゆけむり館を確認してみましょう。

楽天トラベルにはこんな説明があります。

 

【部屋タイプの説明】
◎ゆけむり館7.5畳
『低価格なので、長期滞在に便利♪宿泊代節約◆なのにお安いお部屋。』⇒当館のお部屋の中で最もお安くご用意できるお部屋です。湯治プランなどの長期の滞在を低価格で実現できますし、旅行費用を宿泊代以外に使われたい時には大変便利なお部屋です。
※トイレ洗面所は、共同で、廊下になります。
※建物は、斜面に立っているため、フロントや大浴場、食堂から部屋 には、かなりの段数の階段(70〜80段くらい)をご利用いただくこととなります。

かなりの段数の階段(70〜80段くらい)とゆーところがちょっと気になります。6階建てくらいの高度差があるってことでしょうか。

やってきました。万座温泉日進館。

ダニ注意です。

正面玄関のすぐ左が自慢の温泉です。

この玄関わきの温泉はホントにスゴイです。複数の湯船を備え、外から丸見えの露天風呂も装備しています。

チェックイン後、若い女性従業員に案内されて今晩泊まる部屋を目指します。

あ、その前にアメニティはフロント向かいのスペースから持っていきます。

案内してくれた女性は韓国籍のようです。この日進館、いろんな国の人たちが働いています。

バイトも募集中です。


▲クリックするとでかくなる

いくつかの階段を下り、二つのエレベーターを経て、いくつかの角を曲がりました。

この旅館の底の方へ向かっている感覚がありますが、もう、どこをどう来たのかわかりません。

ここからフロントに引き返してみてと言われても無理ですと本能が訴えています。

お部屋に着きました。ゆけむり館の50番台の部屋です。

すぐさま、途中で発見した自販機へ行って缶ビールを調達。

迷いながらもたどり着けました。

自販機の商品は温泉価格ではあります。ま、標高1800mですので。

ふたたびお部屋に戻ります。

貴重品を入れる金庫と何も入っていない冷蔵庫が装備されています。

テレビもちゃんとあります。WIFIはありません。

お布団は、夕食後、かなり時間が経過してから、係りの人が敷きにきてくれました。

お部屋のお菓子とお茶です。お湯はポットでサーブされます。

お部屋から見える景色です。

窓の外からは濃厚な硫化水素の臭いがしています。

部屋にあった万座温泉の紹介です。


▲クリックするとデカくなる

このお部屋の位置を示す図がありました。ここは湯けむり館B4の1階です。

物理的にもこの部屋はまさに最下層の位置にあることは明白です。

お湯は最高。万座温泉

さっそく浴衣に着替えて日進館自慢の温泉に向かいました。

本館フロントを目指します。

ゆけむり館の部屋の外にあるトイレはこんな感じです。

トイレのなかの洗面所です。ここで歯磨きもするわけですが、とてもキレイです。

泊まったお部屋より、このトイレの方が新しくて清潔です。

廊下には給湯設備もあります。

本日登った本白根山よりも傾斜がきついような気もします。

けっこう足に来ます。

普段、カラダを動かさない人や足腰の弱い方にはかなりキツイもんがあるかもってルートです。

日進館のゆけむり館に泊まった人のクチコミを読むと、みな、この階段には苦しめられたご様子で、最悪とか2度と行かないといった感想が目立ちます。

ま、実際くたびれますが、トレーニングには最適な負荷かもしれません。

コインランドリーもあります。

廊下も長いです。

こんな掲示が。

キリスト教系?

途中、道迷いしましたが、ホテルのスタッフに助けられて、フロントのロビーにたどり着きました。部屋を出てから5分以上経過しています。

売店を見てみます。

濃そうな内容の書籍やCDが並んでいます。

↑この美男子が、日進館の会長さんのようです。「愛と平和のメッセンジャー泉堅」さんとして歌も歌うらしいです。

動画がありました。

標高1800mなので、ポテチの袋もパンパンに膨らんでいます。

毎晩、ロビーでコンサートや講演が開かれるようです。

今晩の出演は「おだじょもっこ」(?)

温泉は本当にすばらしいです。

万座温泉は以下の特長をもっています。、

 ●ボーリングでくみ上げるのでなく、温泉が自然湧出している

●源泉が75度以上の高温

●万座温泉全体では540万リットル/日の湧出量

●完全な源泉かけ流し

●眼でも楽しめる乳白色のお湯

「長寿の湯」で6種類の湯船につかり、温泉を堪能したあと、長い階段をたどってゆけむり館に戻り一休み。

その後、再び長い階段を上って夕食会場に向かいました。

並ぶお料理には、豪華なものはありませんが、和洋中と豊富なバリエーションで、好きなだけ食べられます。

朝食も同じ会場でバイキング形式。温泉卵がうまかったです。

日進館では、本館の「長寿の湯」のほかに、別館に「万天の湯」、屋外に露天風呂「極楽湯」を備えています。

特に、露天風呂「極楽湯」は、晴れた夜であれば、満天の星空を見ながら、湯に浸かることができます。

露天風呂「極楽湯」へは、本館の玄関を出て、山に向かって少し歩きます。

館内で夜ごと行われるフロアショー

宿泊券が当たる抽選会もあるということなので、午後8時からのフロアショーも見てみました。

今晩の出演は「おだじょもっこ」とゆー二人組で、トロンボーンとギターと歌と語りで約1時間、お客を惹きつけていました。

こんな感じのショーです。

トロンボーンを吹いているのは日進館の支配人であり、会長のご子息だそうです。

万座温泉は、温泉街もないので、夜は館内で過ごすしかありません。

そこで、宿泊客に楽しんでもらえるように、毎晩、ショーが開かれているそうです。

プログラムは毎晩替わり、音楽だったり、マジックだったり、講演だったりと様々です。

ガンが消滅しましたってお話もあります。

驚きの低価格バスツアーもある日進館

日進館にチェックインしたとき、大型バスから多くのお客さんが下りて来るところに出会いました。

日進館へは、東京から直行バスツアーがあるとのことです。

チラシを見てみると。

東京からの往復のバス代込み、1泊2食付きで、おひとり様10800円(税込)とゆー驚愕の価格です。

宿泊プランはこんな感じ。

おひとり様10800円(税込)は、我々が泊まったゆけむり館に4人で泊まった場合の価格です。

二人で泊まった場合は一人当たり12300円です。

ここでもう一度、ゆけむり館の位置を確認しておきましょう。

googlemapからの画像です。

日進館の最下層に位置するゆけむり館(B4)は、露天風呂「極楽湯」に近い位置にありますが、現在はゆけむり館から直接、極楽湯へ行くことができません。

長い階段を外から見るとこんな感じです。

本館2Fにある「長寿の湯」へも長い階段をのぼる必要があります。

我々のように、最下層のゆけむり館B4の部屋を指定された場合、風呂に入るのもメシを喰うのも、缶ビールを買うのも、延々と階段を上っていく必要があります。

日進館が作った動画がありました。

これによると、最下層からフロントがある階まで、エレバーターなしだと116段の階段を上る必要があります。

同じゆけむり館でもB4でなければだいぶマシなような気もします。

いずれにしても、この階段の上り下りに耐えられるなら、この日進館の「ゆけむり館」は、すこぶるリーズナブルなお宿です。

温泉は文句のつけようがありません。

食事は宿泊料に比べれば良心的な内容です(ゆけむり館料金であれば)。

毎晩行われるフロアショーは、出し物によって好き嫌いがはっきり分かれると思います。

この旅館全体に独特の雰囲気とゆーか文化が感じられます。その波動に合うかどうかのスピリチュアルな側面も大きな要素になります。

高くてもよければ、湯房や本館お部屋に泊まれば快適そうです。ただ、高い部屋に泊まっても、食事はゆけむり館の客とまったく同じバイキングを同じ食堂で食べますし、入れるお風呂も差がないので、コスパは格段に低下すると感じます。

我々日帰り登山部は、ゆけむり館であれば、リピートありと判断しました。

そのためにも、日ごろから山に登り、足腰を鍛えておく必要がありそうです。

泊まりたい人は⇒万座温泉 日進舘

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