今年もヒメサユリが咲く季節となりました。
ところが、ネットからは不穏なニュースが。
ケンオードットコム⇒7割のヒメサユリの花が消える原因不明の怪現象 (2021.5.19)
新潟県三条市下田地区の山野には、三条市の花であるユリの仲間、ヒメサユリが群生し、とくに森町地内の高城城址を「ヒメサユリの小径(こみち)」として整備している。ことしも間もなく満開を迎えるというのに、およそ7割ものヒメサユリの花やつぼみがなくなっているのがわかった。原因は不明。この謎の現象に関係者は「ヒメサユリを見に来てくれとは言えない状況」と困惑している。
真偽を確かめるべく、2021年5月22日に新潟県三条市の「ヒメサユリの小径」行って参りました。
ヒメサユリの小径の入り口にあたる駐車場はきれいに整備されていますが、例年実施されているヒメサユリの苗や山菜などの物販はありません。
また、シャトルバスによる送迎もありませんでした。
協力金一人200円を箱に入れて小径へと向かいます。
雨上がりの日でしたので駐車場からお寺(お墓)の脇を通っていく道は泥道で、割とすべります。
小径に入ると、ヒメサユリが咲いてはいます。
ただ、例年であれば、小径の両側にこれでもかと咲いているヒメサユリが、寂しい限り。
登山者の姿も少ないです。
蕾をみつけました。
いつもはこんなつぼみが無数にあるのですが、今年はほんとに数えるほどです。
こんな茎と葉だけのヒメサユリが見つかります。
一度は蕾を付けたけど、それが消失したような印象です。
蕾を食べているアオムシを見つけましたが、まさかこの虫がすべての蕾を食べ尽くしたわけではないでしょう。
ヒメサユリの蕾がなくなった原因は調査中とのことです。
この日は、天候も曇りでしたので、袴腰山までは行かず、高城城址まで行って戻りました。
途中、ギンリョウソウを見つけることができたのはラッキーでした。
ヒメサユリの蕾がなくなるというこの現象、今年限りの怪現象として収まってくれることを心から願います。
ここ、三条市 ヒメサユリの小径の今年のヒメサユリは確かに例年と比べると花の数はとても少ないですが、全く花が見られないということではありません。
小径入り口付近では、年季の入ったヒメサユリの株が見事な花を咲かせているのを見ることができました。
花の状況は、ここで確認することができます⇒高城ヒメサユリ開花状況