■山は自分の脚で登るもの。でもロープウェイやリフトを使うのもアリ
索道!
ロープウェイ (ropeway)をはじめとしたこれら索道は、スキー場開発に沸いたバブル期に、日本全国いたるところで作られました。
当時作られたゴンドラリフトやスキーのリフト。それらが今、登山ブームのなかで山頂への短縮手段として大いに利用されているのです。
雑木林に覆われた低山歩きも楽しいですが、森林限界を超えた高度の山は低山とは全く違う山の姿を見せてくれます。
ロープウェイやケーブルカーを使って一気に高度を稼げる山は、登山道も整備されているところが多く、初心者でも日帰りでダイナミックな高山を楽しむことができるコースがたくさんあります。
こんなにお手軽にこんな高さに登ってこんな景色を見られてもいいの? って思いますが、時代がそうなっているのです。
■ロープウェイで八海山
ロープウェイ登山もいいものだと思った最初の山は八海山でした。
あ、八海山はおいしい酒です。
八海山は山頂部に八つの岩峰をいただく修験道の山であり、急斜面で知られるスキー場でもあります。
ここに冬はスキー用のゴンドラとして運営されている索道があります。
片道1000円往復1800円のチケットです。
▼ゴンドラで上がればお気軽ハイキングコースで岩峰手前まで行けます
▼あの岩峰を目指す(八ツ峰の最初、地蔵岳)
▼拡大します。初心者はここを目的地にする(八ツ峰の最初、地蔵岳)
地蔵岳の上に人が立っているのが見えるでしょうか。
八海山ゴンドラを使えば、山頂駅からこの地蔵岳までを往復5時間ちょっとの歩行時間で行って帰って来ることができます。
途中、八海山のお隣の山、越後駒ヶ岳も迫力のどアップで望めます。
■簡単に行けるけど高い山なので防寒着などは必須
ゴンドラやケーブルカーを使えば高山も簡単に登れるわけですが、お気楽に登れてもそこは高い山ですから、防寒具をはじめとしたしっかりした装備は必要です。
防寒具のほかにも、ヘッドランプや予備のバッテリーは必須です。
また、ゴンドラやリフトは、天候の状況によっては運休することもありますし、天候の急変があれば予定されていた最終時間が大幅に繰り上げられることも考えられます。
早め早めの行動を心掛け、万一、下りの最終便に間に合わなかった場合どうするか、その場合何が必要かも考えておく必要があります。
山頂駅からの山あるきという本
こんな本が販売されています。
カラー写真満載で、次はどこへ行こうかって気分になります。
目次はこんな感じです。クリックするとでかくなります。
ご覧のように、東日本中心で、
・八ヶ岳・アルプス
・上信越
・北関東・南東北
・関東周辺
の4つのブロックに分かれて、45のルートが紹介されています。
西日本版も出版されています。