日帰り登山サイトではありますが、山登り絶好の天気がよかった2016年7月16日。
野暮用がありまして山に行けなかったので、出先の近くにあったこんな場所へ行ってきましたので紹介します。
岡本太郎もびっくりした火炎土器
火焔土器を知っていますか?
縄文土器の1種なんですけど、過剰なウネウネやウズマキ、突起で装飾された土でできた”鍋”です。
新潟県の信濃川流域を中心として、今から5000年ほど前の縄文時代のある期間に作られました。
博物館に展示されていた火焔型土器を見て、「なんだこれは!」と驚いた岡本太郎によって、火焔型土器が持つ世界に類を見ない芸術性の高さが初めて認識されました。
その火焔型土器。
一番最初に発見された場所が新潟県長岡市の馬高(うまだか)という地区で、現在、その発見場所周辺は史跡として整備され、火焔土器ミュージアム「馬高縄文館」が建っています。
もちろんその建物の中心となっている展示品は史上初めて発見された火焔型土器である「火焔土器」です。
「火焔土器」と名乗れる土器は、世界中でただ1つ。初めて発見された土器だけに与えられています。
火焔土器以外の似たような形の土器は「火焔型土器」です。
火焔型土器だらけの火焔土器ミュージアム「馬高縄文館」
長岡市の郊外の丘陵地帯の一角に馬高縄文館は建っています。
今年は、火焔土器が発見されてから80周年にあたり、「火焔土器展」が開催されています。
入り口には巨大な火焔土器。
縄文文化の王者!
まだ新しいこんな建物で、入場料は大人200円です。
火焔土器は2016年4月に「日本遺産」として認定されました。
現在、来る東京オリンピックの聖火台にしようという運動も広がっています。
ミュージアム内部はまさに火焔型土器だらけ。
美しい火焔土器をはじめとして、火焔型土器や王冠型土器を見ることができます。
ミュージアム周辺は公園になっていて、復元された縄文の原寸大住居などもあり、発見場所へも行くことができます。
ここが発見場所と言われている場所。
今なら、手製のミス馬高土偶チケットをもらえます。
火焔型土器好きはココも行け
長岡市馬高縄文館の近くにある県立歴史博物館にも火焔型土器やそのレプリカが数多く展示されていますが、火焔型土器好きのみなさんにはコチラをおすすめします。
十日町市博物館です。
国宝指定されている新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器をはじめとして、美しい火焔土器を見ることができます。
立体が欲しいって方には、こちらがオススメです。