電気男です。
今回は山座同定のお話です。
「あの山なに?」って聞かれたときに、基本、地図とコンパスがあればその山がどこの山かはわかるわけですが、けっこう面倒です。
パソコンで動く「カシミール3D」を使えば、任意の地点から見える山名付きの展望図を描くことができますが、パソコンを山の上まで持っていくのは気がひけます。
そこでスマホの出番です。
CPUは8ビット、外部記憶装置はカセットテープだった昭和のパソコン少年だった私にとって、現代のスマホの計算能力は実に驚異的です。
複雑な計算を一瞬でやってのけます。
現代のスマホの能力をもってすれば、あなたの視野にある山の名前を割り出すことなど朝飯前です。
スマホに搭載されているGPSは、地球上におけるあなたの位置を割り出し、どっちの方向を向いているかも磁気センサーで感知します。
そこで、スマホの中に入っている地形データを使って、今、あなたが見ている山々の稜線をスマホの画面上に描き出し、見えている山の名前を表示することも、すでに現実のものになっています。
そんな機能を実現するのが山座同定アプリです。
山座同定アプリPeakFinder
いままでいくつか山座同定アプリを試してきた私ですが、満足のいくものに出会えていませんでした。
山の名前が表示されすぎてどれがどれやらわからなかったり。
どこ見てんだおまえって感じの方向感知が変だったり。
でも、この山座同定アプリ、PeakFinderは違います。
実用レベルです。
最初にデータをスマホ本体にダウンロードして保持するので、Wi-Fiや電波が届かない山のなかでも使えます。
日本の山のデータを最初にダウンロードしておきます。
表示される山のデータは、ここのデータを使っているようです。
つまり、ここのリストにのってない山の名前は表示されません。
表示できる山名データがそれほど多くないのがタマにキズですが、自分がみている風景をそのまま線画で表示して山の名前がでてくるのは快適です。
見ている位置(ビューポイント)を任意に指定することもできます。
高度の指定も可能です。
細かい設定もいろいろです。
谷川岳を見てみると。
このアプリ、PeakFinderは無料ソフトではありませんが、頂上であの山ナニ?ってやきもきしてる方にはオススメです。
でも、マイナーな山は表示されないので、ますますヤキモキするかもですね。
そんなときは下山してからカシミール3Dで調べてみてください。
このピークファインダーはPCからオンラインでも利用できます。
山座同定アプリの決定版「山座同定ナビ」
まんまの名前ですが、優れたアプリが登場しました。
「山座同定ナビ」です。
アイコンのデザインがほのぼのしてますが、すばらしいパワーを持っています。
前出のPeakFinderもよいアプリでしたが、いかんせん、表示される山のデータが思ったより少ないのが欠点でした。
ところが。
今回開発された「山座同定ナビ」は、かゆいところに手が届くレベルの山のデータを装備しています。
山名等の情報は、一万座以上が収録されていますので、近所の里山の山名も表示されます。
使い続けるためには年間500円必要ですが、十分にその価値はあります。
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見えている山の名前を探す(山座同定)アプリは「山座同定ナビ」がおすすめ
電気男です。 視界良好で、いろんな山が見えているとき、あの山、何かなあってゆー状況、ありますよね。 山の名前を見つけることを「山座同定」と言います。 昔は、地図とコンパスを組み合わせて行ったものですが ...