2017年10月29日に放送されたNHKの『山女日記』の続編。
今回は、前後編の2回の放送です。
湊かなえさんの単行本の原作では、今回のもとになったようなお話はありません。
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NHKでドラマ化された『山女日記』の小説版を読んでみた(ネタバレあり)
2016年にNHKでドラマ化された山女日記。 原作は湊かなえさんの小説です。 舞台となる山の名前がそのまんま章のタイトルになっています。 妙高山 火打山 槍ヶ岳 利尻岳 白馬岳 金時山 ...
だもんですから、この続編は原作なしのテレビドラマオリジナルの脚本かとおもったら、原作があるようです。
番組のホームページにこんな記載がありました。
Q.ドラマの原作について知りたい。
湊かなえさんの短編「カラフェスに行こう」を原作としています。あらたに同作が収録された「山女日記」新版が発売されています。詳しくはお近くの書店にてお問い合わせください。
▲http://www.nhk.or.jp/pd/yamaonna/
んで、amazonや楽天を探してみましたが、新版を見つけることができませんでした。
それもそのはず、NHKのホームページでいう「山女日記」新版とは、2016年8月5日に幻冬舎で文庫化された文庫本の版を指しているんですね。
私が持っている山女日記は単行本の方なので、今回ドラマ化された「カラフェスに行こう」は収録されていませんでした。
今回ドラマ化された「カラフェスに行こう」は、『山と溪谷』(山と渓谷社) 2015年8月号に初めて掲載されたのち、幻冬舎文庫版に収録されました。
そのお話をもとにして今回のNHKドラマの続編が作られたんですね。
ちなみに、文庫版に収録された「カラフェスに行こう」は、単行本版の原作で利尻岳に登った姉妹の妹(雨女で翻訳家)さんの視点で書かれています。